サッと読めて面白い!単行本5巻以内の漫画5冊紹介!
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皆さんお元気ですか!
僕は元気です!更新が少し遅れてごめんなさい。
社会人だとなかなか漫画を読もうと思っても大変ですよね。
ワンピースなんて80巻以上出ていますし、NARUTOも70巻以上出てますからね。
漫画を読みたい、でも長い・・お悩みを解決します!
そんな訳で今日は起承転結まとまった、短くも面白い漫画を紹介します!
星守る犬(全1巻)
ある日女の子のみくちゃんが、犬を拾ってきます。
その犬は大事に育てられ、ハッピーと名付けられます。
ハッピーは色々な家族の出来事を傍らで見てきました。
家族の変化は少しずつ、しかし毎日変わっていき、
みくちゃんは不良になり家に帰らない日が多くなり、
おかあさんはそんなみくちゃんの事をおとうさんに相談しますが、
おとうさんはおかあさんに任せっきり。
ある日、おとうさんは心臓病を患います。
その心臓病を理由に会社をリストラされ、おかあさんに離婚を突き付けられます。
離婚の理由は家族の事を全ておかあさんに任せっきりで、
おかあさんのフラストレーションが溜まってしまった結果でした。
大したお金も無く、行く当ても無い中、
車一つでハッピーを連れて旅するおとうさん。
その旅の中で人間と犬がどう接していくのか、感動のストーリーです。
冒頭で結果は分かるのですが、
車の中でおとうさんとハッピーは死体となって発見されます。
しかし、お互いの死亡時期が噛み合わず、
どうしてだろう?と言うのがこのお話のキモです。
犬を飼っている方はとても身に染みるお話で、
尚且つ号泣してしまうような漫画です。
映画にもなったようで、それ程反響が大きかったようですね。
外側から見ると悲しいお話ですが、心温まる感動ストーリーです。
特にペットを飼っている方なら必見ですよ!
ミュージアム(全3巻)
刑事である沢村は家族を顧みず仕事一筋の男です。
ある日、何者かによる殺人事件が起こります。
被害者は犬に食い殺されると言う残虐な事件で、
沢村はこの事件から運命がガラリを変化する事となります。
犯人は依然行方不明で警察が探す一方、
ついに犯人の動機が浮かび上がります。
それは、犯人の殺害した人達は裁判員制度で裁判員になった人達だったと言う事です。
そしてその裁判員の中には沢村の奥さんも含まれていました。
展開が非常に練られているサスペンスホラー漫画です。
この漫画を良く3巻でまとめあげられたものだなーと当時感心してしまいました!
犯人は単行本の表紙にもなっているカエルのマスクを被っている男ですが、
非常に猟奇的な殺人を好み、見ていて恐怖と嫌悪感に襲われます。
しかし、展開に引き延ばしなどは一切無いので、
テンポ良く事件が解決に向かい、犯人の経歴や体質などが暴かれていきます。
読みやすく、最後の伏線に至るまでの過程が面白い漫画ですので、
是非オススメしたいと思います!
ダブルアーツ(全3巻)
奇病トロイの病を治す為、
シスターと言う職業を続けるヒロイン、エルーと
そのトロイに感染する事が無い主人公が旅を続けるストーリーです。
トロイに感染した場合、シスターと言う特異体質な人間以外は透明になって死にます。
また、トロイは触れるだけで必ず感染してしまう恐ろしい病気です。
主人公のキリはその病を無効化してしまう能力を持っているのです。
エルーが遂に限界を越え、
トロイの病により透明化が始まった時、
キリがエル―の手を握った事によって発作は治まりました。
これ以降、キリはエル―の手を握り続けながら旅をする事になるのですが・・。
昔、週刊少年ジャンプで一部から人気を博していましたが、
敢え無く打ち切りになってしまった漫画です。
以前、同作者が「ニセコイ」と言う漫画で大ヒットを飛ばしていましたので、
この絵柄でピンと来る方もいらっしゃるかも知れませんね。
ファンタジーとしてはなかなか練られた設定で面白いですよ!
無頼伝涯(全5巻)
主人公の工藤涯は養護施設で育てられた14歳の少年です。
自立する為施設を飛び出し、廃墟同然の家に住み着くようになりますが、
そこに学校のクラスメイトのお金持ちが現れます。
そのクラスメイトに嵌められ、殺人を犯したとして涯は警察に連行され、
人間学園と言う監獄のような孤島に閉じ込められます。
その孤島から脱出する事を目的とした、自由自立を描いたストーリーです。
この漫画は実質の所打ち切られ、作者自身は失敗作だったと考えているようですが、
絵柄を見たらピンと来る方もいらっしゃるかと思います。
「カイジ」や「アカギ」の福本伸之先生の作品で、ファンには評価の高い漫画です。
もしこの漫画が青年雑誌であればもっと人気になったのかと思いますが、
なにしろ少年漫画でしたから、不遇な扱いになってしまったのかもしれませんね。
内容が少し子供向けではないと思います(笑)
ただ、設定や人々の心理戦は非常に細かく丁寧に作らていて、
一種の洗脳教育をここまで凶悪に伝えるのか!と感心してしまいました。
特にキャラとしては人間学園の課長である澤井ですね。
犬の姿勢で暮らせ!や、
電流が流れる棒で子供を躾ける様子などは見ていてあまりにも残忍。
終盤で涯が行方不明になり、自身の汚名を晴らす為、
学園の子供一人を涯に仕立て上げようと生贄にするなど、
性格は非常に自己中心的で恐ろしい人物です。
打ち切りですから最後は駆け足気味ですが、非常に面白い漫画です。
福本作品が好きな方には是非オススメ!
俺はまだ本気出してないだけ(全5巻)
主人公、大黒シズオは40歳の時に
俺はこのままでいいんだろうか、と自問自答し会社を辞めてしまいます。
それから家でゴロゴロする日々を続けますが、
いい加減まともな所で働け!と父親に言われてしまう始末。
結局サッカーのゲームをやっていた事がきっかけで、漫画家を目指す事になります。
シズオは母親と死別、そして自分の妻とも死別しています。
この死と言うものが最終的な伏線となるのですが、
シズオの周りの人間達もとってもユニーク。
バイト先の人や、高校を中退した不良、その妹などなど個性的な人ばかり。
そんな中で、
シズオの行動は他者にどんどんと影響を与えていく・・と言うストーリーです。
非常に面白かったです!
これはこの漫画にしかない味わいがあります。
登場人物は皆ユニークですが、暗い影を落とす過去を持っています。
それでも社会に溶け込もうと努力している人、
こんな事で自分はいいのかと思っている人、
そう言う人達がシズオと触れ合う事によって変わっていく、
なんだか僕自身に言われているようでとても面白いです!
一番変化で面白かったのは漫画を持ち込んでいる会社の担当さんのお話ですが、
ネタバレになるので割愛します。とても面白いオチですよ(笑)
終盤の展開は涙が出てしまうくらい感動します。
上記でも言った通り、シズオは死に対しては人一倍哀しみを背負っています。
親友の宮田が人生について悩んだ時、シズオの行動は目を見張るものがあります。
絶対に損をしない5巻ですので、是非オススメしたいと思います!
最後に
如何でしたでしょうか。
大人になると漫画も長いと読めなくなってきますよね。
スッキリと短くまとまった漫画もたくさんありますので、
気分転換に如何でしょうか!