新ドラマ『銀と金』!狂気のマネーゲーム!!

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天才漫画家・福本伸行先生が描く、『銀と金』という漫画があります。
福本伸行先生といえばギャンブル漫画の大家、そしてその代表作といえばヤングマガジン紙上で今も連載中の『カイジ』シリーズや近代麻雀紙上で連載中の『アカギ』が挙げられますが(まあ、アカギはいつまで続くんだよ!という意見もありますが)、『銀と金』も負けず劣らずの名作です。むしろ『銀と金』を福本漫画の最高傑作に上げるという人も少なくはないのではないでしょうか?

動かすお金のスケールの大きさで言えば『カイジ』以上。
500億のギャンブルとか普通にやっちゃってます。さすがに桁が多すぎて笑っちゃいますね。
現実離れした金額ですが、福本先生特有のリアルな描写ですぐに引き込まれますのでご安心を。

このたび、2017年1月7日から『銀と金』の連続ドラマがテレビ東京系で始まります。時間は土曜深夜の0時20分から放送されます。
ドラマでも、裏社会の悪党たちの壮絶な騙し合いが繰り広げられることでしょう。

これから、漫画『銀と金』の見所を紹介します。
欲望にまみれた男たちが巨額の金を掛けて真剣勝負する、社会の闇に生きる男たちの勝負の物語。ひとりひとりにそれぞれの人間ドラマがあります。
まだ読んだことのない方は「闇の錬金術師」たちの騙し合いを是非楽しんでください。

 

『銀と金』の世界

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平井銀二

謎の男「平井銀二」は裏社会のフィクサー・仕切り屋。ただ者ではない雰囲気を持つ悪党。
巨額すぎる金を動かし、経済、政治の世界に多大な影響力を持っていた。

ドラマ版ではイラストレーターや小説家、タレントとしても活躍するリリー・フランキーが演じます。雰囲気的には福本先生の出世作「天 天和通りの快男児」に登場する福本作品最大のカリスマキャラ・神域の男、アカギにも通じるキャラですね。

森田鉄雄

主人公・森田鉄雄は、そんな銀二の魅力に見せられ裏社会に足を入れていく。
どんなに真面目に働いても、金を持たなければ罪人。
金を持たなければ人並みの幸せすら得られない。
それなら、野望を抱いて悪党になる人生を選ぶと森田は決意する。

ドラマ版では新進気鋭の演技派俳優である池松壮亮が演じます。だいぶイメージが違いますね。銀さんがアカギならば、鉄雄はさながらヤンマガで今も連載中の「カイジ」シリーズのカイジとでもいえるのではないでしょうか?

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金を持っている者が勝つ。壮絶なる修羅の世界

裏の社会で生きる登場人物たちは幾度となく死線を超えてきています。
しかし弱者や敗者は骨の髄まで勝者強者にしゃぶられる。
この世界では負けることは許されないのです。

森田鉄雄はこう言っています。
「この世が戦場なら、金とは実弾」

元になる金がなければ、大金を得ることは難しい。そして金がなければ人としてどん底の生活が待っています。

 

現代社会と『銀と金』

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この『銀と金』の物語は金に魅せられた修羅の世界を描いていますが、ブラック企業や非正規雇用が増えている現代日本もそのような側面も持っていると思います。


「お金」は大事。


それはもちろん言うまでもないですが現実世界においても同じです。

現在の日本では「一億総活躍社会」という立派なスローガンに掲げて政府が政策を進めていますが、依然として国民の生活は楽になっていません。


言葉だけはまぶしいですが、これから先の将来世代は年金も受給できるかわからない経済状況ですし、仮に受給できたとしても、果たしてそれのみで生活が成り立つかどうかというと、徐々に厳しい人が増えていくのではないでしょうか?働きたくなくても、働けなくなっても、働かなくては生活が成り立たない可能性が出てくる。現役世代はもちろんのこと、全世代にわたって将来の不安は根強いです。


果たしてこれから日本はどうなっていくのか。
果たして若者が当たり前に幸せを描けるような時代は来るのか。

このような時代だからこそ、人は図太く生きなければならないと思います。『銀と金』に描かれている登場人物たちのように、己が信念をもって行動して道を切り開いていくべきです。

自分の信じた道に、自分が考え抜いて選択した道に勇気を持って向かっていけるように、その道しるべとして『銀と金』を読んでみてはいかがでしょうか。