笑える異世界召喚アニメ!「この素晴らしい世界に祝福を!」がオススメ!
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異世界召喚もののラノベが大量に書かれている昨今、
異世界召喚もののアニメもたくさんあります。
その中でも、「笑える」と大評判になっているのが、
「この素晴らしい世界に祝福を!」、通称「このすば」です。
今日はストーリーもキャラも全てが笑いに繋がっている、
このすばを紹介します。
(※ネタバレがありますので気をつけてください)
「この素晴らしい世界に祝福を!」の概要
高校生のカズマ(佐藤和真)は、事故で亡くなり、
女神であるアクアに異世界への転送を持ちかけられます。
「望むものを一つだけ持っていける」と言われたカズマは、
アクアの態度があまりにも人を見下しバカにしたものだったので、
アクアを「持っていくもの」として指定して、
アクアを巻き添えにして異世界召喚されます。
そこで、面白おかしい仲間たちと出会い、冒険者として様々な
冒険(やトラブル)を経験していく、というお話です。
「女神が現れる」ことと、「女神を自分の所有物にする」ことに
関しては、アニメ化もされた漫画「ああっ女神さまっ」を
彷彿とさせますが、「ああっ女神さまっ」では、主人公に女神が
どんな願いでもたった一つだけ叶えると言って、
主人公が「君のような女神に、ずっとそばにいてほしい」と
言ってしまう、という形なので、決して「物」扱いは
していませんし、その点でも、「このすば」の
主人公の性格が滲み出ているエピソードと言えます。
主人公のニックネームが「カスマ」と「クズマ」の理由
主人公の名前はカズマですが、ニックネームは「カスマ」と
「クズマ」で、これはアニメ本編の中でも言われている、
公式のニックネームです。
主人公であるにも関わらず、「楽して生きて行きたい」
「ちやほやされたい」「女の子にモテたい」と思っており、
それどころか、自分の保身のためなら、大切な仲間を
売ることも厭わず、「どちらが自分にとって都合が良いか」を
常に頭の中で考えて、そのために冷静に行動する、
という習慣がついています。
ただ、あまりにもその行動理論がブレないので、
視聴者たちからは、「さすがカスマさん!」
「クズマさん最高!」などと、賞賛の声が挙がっており、
それはまるで、To LOVEるの主人公結城梨斗が、ヒロインたちと
出会う&話す度にラッキースケベにあい、その度に視聴者から
「さすがリトさん!」と言われているのに近いものがあります。
ジャイアント・トードという大きなカエルのモンスターに
襲われた際には、仲間を「おとり」に使うことで
何とかその場をしのごうとしますし、領主暗殺未遂の容疑を
掛けられ裁判にかけられたカズマのために、後述のドM女
「ダクネス」が濡れ衣を晴らすために自ら犠牲になり、領主の
息子との縁談が行われようとした際には、「このままいけば
奴を厄介払いできる」と考えて、縁談を嫌がる&反対する
ダクネスと仲間たち全員を上手く言いくるめて、
見合いさせるように仕向けます。
また、ダクネスの足をつかんで転ばせて顔面を強打させたり、
魔法でダメージを与えたりと、仲間に対して&女性に対しても
容赦なく暴力を振るうことや、いつでもいやらしい目で
女性を見ること、そして「スティール」という魔法で、
女性の下着を盗み恍惚とした表情を浮かべるなど、
クズさを説明するエピソードには枚挙に暇がありません。
使えない仲間たち
カズマのパーティの仲間たちは、冒険者(カズマ)とアークプリースト
(回復魔法を扱う職業でドラクエの「僧侶」=「プリースト」の上級職)
と、クルセイダー(ナイトの上級職)と、アークウィザード(攻撃魔法を
使う魔法使い=ウィザードの上級職)と、パッと見、
とてもバランスが良いパーティに見えます。
肉弾戦も遠距離も行けるし、ヒーラーもいるし、全体を補助する
冒険者(全職業中最弱のステータスだが、他の職業の全てのスキルを
自由に習得できる)もいるし。
ところが、アークプリースト(アクア)は、知力が低く運も悪いため、
度々問題を起こし、クルセイダー(ダクネス)は、ドMであるが故に、
敵の攻撃を受けることに快感を覚え、それ故に敵の攻撃を止める
可能性があるこちらの攻撃は敵に全く当たらず、アークウィザード
(めぐみん)は、使用できる魔法が爆裂魔法しかなく、しかも
1日1回が限度で、使う度に倒れてしまう、という状態です。
これほど見た目に反してバランスのおかしいパーティも
無いでしょうが、そのバランスのおかしさは、
アクアの知性の低さや運の低さを元にした行動や、ダクネスの
ドMっぷりが光る言動、めぐみんの「爆裂魔法が打てれば他は
どうでも良い」という強い信念を元にした行動により、
カオスとも呼べるLVにまで達します。
そしてそこに、先述のカズマのクズっぷりが混ざり、
更に様々なクエスト(どう考えても無理ゲーであろうと
思われるものなど)やストーリーが重なり、見事に混沌とした、
しかしそれでいて決して目が離せない内容となって行きます。
これほど笑いに特化した異世界召喚ものは無いでしょう。
まとめ
主人公のクズっぷりを楽しみつつ、その仲間たちの
「使えなさ加減」を笑い、アクアの知性の低さと運の無さを
哀れみながらも、やはり笑ってしまう。
そんな新しい異世界召喚ものの楽しみ方を堪能できる
アニメです。